お客様と丁寧に関わることができるマルチタスクの魅力

最初は同期と一緒に鬼怒川温泉ホテルに配属となり、そこでサービスの基礎を学びました。一カ月間の研修の後、個室ダイニング「結坐」の担当となり、先輩に教わりながら、弊社のクレド（企業理念）にもある「和敬洋讃」（和を敬い洋を讃える、和と洋の融合という考え方）、つまり旅館の温かいおもてなしと、ホテルの機能的なサービスを学びました。9月に異動となったKANAYA RESORT HAKONEは、アットホームな鬼怒川温泉ホテルとはまた違う、スモールラグジュアリーをコンセプトとするホテルでしたが、一人ひとりのお客様に丁寧に接する個室ダイニング「結坐」での経験を踏まえて、私の適性に合った次なる成長の場が選ばれたのかと思います。

箱根に来てからはフロントをメインに担当していますが、マルチタスクという複数の業務を兼任するので、日によってはダイニングで働いたり、清掃をしたりすることもあります。マルチタスクはいろいろな経験ができて成長につながりますし、チェックインから、客室、お食事、お見送りと、一人のお客様にご滞在を通して関われるので、サービス業に関わる人間として大きなやりがいを感じますね。

またバレンタインシーズンになると、ショコラトリー「JOHN KANAYA」の応援業務として百貨店の催事会場などに行くことがあります。いつもと違う食品物販の経験が積めるのは貴重ですし、グループ事業の商品知識も深められる。いろいろなタイプの接客を経験できて、業務の幅が広げられるのが金谷ホテル観光グループの魅力だと思います。